未来農林事業開発研究会 活動内容 2015年

月度 演題/概要紹介 講師氏名
(所属・役職)
1月 平成26年度未来農林事業開発研究会 研究成果発表会

  1. 産学官推進による産業競争力の強化
  2. 農工商連携に関する経産省の取り組み
  3. 我が国の農業技術研究の動向
  4. 植物工場の現状と課題
  5. ピーマン施設園芸における重油削減技術の開発(太陽熱の有効活用
  6. ICT支援による再生可能エネルギー利活用システムの次世代植物工場
  7. JATAFFの活動紹介
島田和彦
農水省農林水産技術会議事務局研究推進課長
神藤将弘
経産省地域経済産業政策課 係長
堀江 武
農研機構特別顧問、前理事長
池田英男
大阪府立大学名誉教授
田川勇治
田川農園
大幅 元吉
前東京農工大 教授
大幅元吉
前東京農工大
純浦 誠
アグリコア株式会社
松本 光人
(社)農林水産・食品産業技術振興協会(JATAFF) 専務理事
3月 日本の農業を成長輸出産業にする事業
冬、土壌に埋設した温水パイプを通した土壌を加温・蓄熱し、更に夏、太陽熱を利用して土壌を熱消毒できる「深層地中加温(ラジアント農法)」は農水省より「環境保全型農業」と認定され、又物理的防除剤として登録されている。連作障害防止を実現し、有機農産物が生産できるこの農法の熱源を、再生エネルギーを活用することで農地の40%を占める中山間地にも適応できる。分散型農業を確立し過疎地域の活性化と世界的な人気の高い有機農産物を我が国の成長輸出産業とする。
杉浦 武雄
株式会社ラジアント 代表取締役
4月 筑波農林研究団地見学会
各自、自由に行動
各研究所
ペットボトルのキャップ1つで世界が変わる
講演内容:環境改善の取り組みは、自然環境だけでなく生活環境や経済環境にも影響します。21世紀は従来の経済的な豊かさに加えて「心の豊かさ」が重視されます。ペットボトルのキャップに関心を抱き、その回収を日本に広めた本人からその夢を語って頂きます。(松井記)
鎌田 健司
(株)環境総合研究会 代表取締役
5月 ねずみ撃退器(衝撃波)まもるくんⅡについて
従来のネズミ駆除(殺生・捕獲・隙間閉塞・超音波機器等)だけでは困難であった90%以上の鼠族撃退を実現し、その効果を長期間にわたり継続可能にした唯一の機器です。今までのネズミ駆除は“間引き”しているだけの防除であったのに対し、「まもるくんⅡ」は建物の天井裏・床下・厨房等に棲息し続けるネズミをほぼ皆無にし、しかも外部からの侵入防除をも可能にしました。
郡司 龍治
アドキン環境㈱ 代表取締役
電気の要らない自動ドアについて
オートドアゼロの開発経過と今後の販売戦略について紹介します。「オートドアゼロ」は、利用者の体重によってドアが開閉する、新しいタイプの自動ドアです。電気を使わないので電気代が不要でCO2も出しません。電源が無い場所にも設置できるほか、漏電・感電の危険や電磁波の発生も一切ありません。「JIS1551」に準拠したテストでの高耐久も立証済みで、従来の電気式に比べメンテナンス面での負担が軽減でき、ランニングコストでも有利となります。設置場所はオフィスや店舗をはじめ、学校などの公共施設、病院などの医療現場など幅広くご検討いただけます。
橋本 保
㈱有紀 代表取締役
6月 知的戦略なしに経営は語れない
池井戸潤氏のベストセラー(下町ロケット)は、特許権をテーマに中小企業の経営のあり方を問うた作品です。経営のグローバル化に従って、製品の機能面、価格面での競争から知財、標準化などのシステム、ソフトの競争へ移ってきました。日本の持つ精緻な品質に加えて、知財面の補強は必須の要件だろうと思います。最近の知財に関わる係争や戦略について解説し如何に対応すべきかのヒントを得て下されば幸いです。
西澤 紘一
株式会社プライムネット
<地域見守りシステム「さがし愛ネット」
上記研究会において、少子高齢化社会の社会保障と民間需要の最適化という視点から、サプライ/デマンドの協調モデルとして「オープンイノベーション・コンソーシアム」を提案してきました。今回の発表ではそのフィールドワークとして、BLEを用いた地域見守りシステム「さがし愛ネット※」をご紹介します。
※対象児童・高齢者にBLE(Bluetooth Low Energy)センサを配布し、BLE/BANレシーバとスマートフォンが受信したID・位置・時刻を、リアルタイム及び履歴として、家族・学校関係者に対し閲覧・通知するシステム。
持田昇一
一般社団法人日本開発工学会 コーディネート経営研究会 主査
7月 病気予防の思想をどう徹底させるか~農と食と健康の強固なつながりのある社会作りを考える~
①「作りたてのお惣菜や弁当で食事をまかなう食生活の危険」「サプリメントや健康食品が溢れる“変食”の時代の異常さ」「医者万能・薬頼りの人々の不健康意識で財政破綻は目前」であることを確認し、②国を挙げて病気予防の意識を徹底させる運動をどう進めるか、③健全な食物を作る農業があり、農と食と健康の強固なつながりがある社会をどう築くかを考えます。
宮崎 隆典
NPO法人食と農都健康 理事長
台湾BIPVの開発及び応用について
BIPVはBuilding Integrated Photovoltaicの略。
即ち「建材一体型」のソーラーモジュールです。BIPVは多種類の建物の日差しの遮断システムに対応することができ、壁面、屋根、窓、ドアなどに広く使われています。BIPVは透光性を持ち、室内採光に影響しない特長があり、農業のハウス栽培に流行しています。
高木 道文
池洋株式会社
代表取締役
9月 ハウス栽培におけるエネルギーについて
ハウス栽培の経営経費における光熱動力費の割合は20~40%であり,エネルギー経費が大きな経営圧迫要因となっている。エネルギー問題はハウス栽培にとって極めて重要な課題である。パッシブエネルギー利用ハウスの代表例として,中国で100万ha超の利用実績のある日光温室を紹介する。基本的に無加温もしくは最小の補助加温のみで作物栽培を行う日光温室は、日中の太陽エネルギーを上手に活用するパッシブハウスであり、省エネ・脱石油の観点から注目に値する施設といえる。(山口)
山口 智治
農研機構 農村工学研究所農地基盤工学研究領域農業施設工学担当・研究員
ジアムーバー酸化水(弱酸性次亜塩素酸水)発生器とその応用
ジアムーバー酸化水とは、水と次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸を完全混合することで、安全で且つ強い殺菌力と即効性のある有効塩素の効果を最大限に引き出した特殊機能水です。成分の99%は水で、中性に近い弱酸性のために肌にもやさしく、安心・安全に利用していただけます。(大谷)
大谷 智行
エオコムーバー(株) 技術部長
日本シニア起業家支援機構(J-SCORE)設立と未来農林事業開発研究会の運営について
未来農林事業開発研究会は、これまで経産省所管の(社)日本工業技術振興協会(JTTAS)の事業の一環として活動してきましたが、行政改革により省庁直轄の法人は全て廃止となりました。そこで、新たに一般社団法人 日本シニア起業家支援機構(J-SCORE)を設立し、その中の研究会として運営することになりました。そこで、J-SCOREの説明と未来農林事業開発研究会の運営につい詳しく説明します。
松井武久
未来農林事業開発研究会 会長
10月 環境ビジネス会社の創設から売却まで~全員退職者で企業を運営~
平成2年、全社員をシニアで構成する環境ビジネス(汚染土壌処理、省エネルギー)を主にその他幾つかの事業を営む会社を設立し、今年の6月にその事業を売却するまでの25年間、健全な経営を営んでいました。その経営理念、経営方針、経営ノウハウについて今本社長から語って頂きます。(松井記)
今本 正雄
クリエイトシステム株式会社 元代表取締役
400円のマグカップで4000万円のモノを売る方法
経営者として任された家具の販売会社を事業拡大し、わずか3年で年商70億円を達成した。消費者の価値観、競争環境が急速に変化する中、永続する企業をつくるには「新時代のビジネスモデル」が必須となります。ビジネスモデルとは「儲けを生み出すビジネスの仕組み」。その構築のポイントについて、豊富な事例を基に語って頂きます。
高井 洋子
株式会社Carity(キャリティ) 代表取締役社長
日本シニア起業家支援機構(J-SCORE)設立の紹介
本講演会は、昭和41年から昨年まで、経産省所管の(社)日本工業技術振興協会(JTTAS)の事業の一環として活動してきましたが、この度、省庁直轄の法人は全て廃止となりました。そこで、新たに一般社団法人 日本シニア起業家支援機構(J-SCORE)を9月28日に設立し、その中の1つの活動として実施することになりました。そこで、J-SCOREについて詳しく説明します。
松井武久
J-SCORE 代表理事 (技術経営研究センター 所長)
11月 未来農林事業開発研究会 臨時総会
第1議案 研究会の活動内容と予算報告
第2議案 JTTAS解消と今後の運営について
松井武久、島田正義
第一部 松井代表理事より設立の紹介 「J-SCOREの目的」
昭和41年以来、経産省所管の(社)日本工業技術振興協会(JTTAS)を運営してまいりましたが、この度、省庁直轄の法人は全て廃止となりました。そこで、新たに一般社団法人日本シニア起業支援機構(J-SCORE)を10月に設立し、シニアが次世代のビジネス・リーダーを支援する指南役として活躍するプラットフォームを創ることになりました。社会課題を解決するための研修会や講演会を企画しています。この活動概要をご説明いたします。
松井 武久 代表理事
技術経営研究センター所長
第二部 基調講演 「異文化コミュニケーションできますか!」
シニアが、柔軟な思考、ポジティブ・マインド、積極的傾聴、コーチング・スキルを身につけることにより、次世代のビジネス・リーダーが文化の差を乗り越えてグローバルに活躍できるように支援しよう!
Jon Lynch
J-Globalインスティチュート社 社長
第三部 基調講演 「小規模企業の現状と将来に向けて」
小規模企業の現状と平成26年に制定された「小規模企業振興基本法」の概要、その目指すべき小規模企業の姿及び創業を含めた小規模企業の支援の内容について説明します。
本多 英一
全国商工会連合会 企業支援部 部長
12月 (社)日本シニア企業支援機構(J-SCORE)主催 12月度講演会
第一部 「ミドル世代のリスタート(緩やかな起業)を、参加型/体験型プログラムで支援する事業モデル」
J-SCOREの一つのプロジェクトとして、40歳以上のミドル世代の「働き方」「生き方」の構築支援をする「リスタート・アシスト・パートナーズ」(RAP)を準備中。具体的には、緩やかな『起業』を「体験」「習得」するために、具体的な「事業モデル」を、チームで実体験(疑似体験)する「場」「時間」「機会」を提供するプラットフォーム事業。『40歳からの会社に頼らない働き方』の著者である東大大学院教授の柳川範之先生の概念・モデルをベースに柳川先生と連携し、かつ、新聞社・雑誌社との連携を実現した事業モデル。
葉倉 峰雄
RAP立上メンバー
日本USP協会代表 出版社設立・経営、経営コンサルティング組織運営
第ニ部 「超高圧加工により実現する新しい世界」
弊社は創業40年、オーダーメイド高圧実験装置の専門メーカーとして、3,000台以上の装置を開発してきました。そこで培った経験とノウハウにより誕生した汎用型の高圧装置(100~600MPa)は、世界でも類のない400台の実績を誇っています。本講演では、高圧力により実現する食品加工や、化粧品・健康食品分野での応用事例などを紹介します。
亦部(またべ)章弘
株式会社東洋高圧 東京支店長
第三部 「日本シニア起業家支援機構(J-SCORE)設立の紹介」
本講演会は、昭和41年から昨年まで、経産省所管の(社)日本工業技術振興協会(JTTAS)の事業の一環として活動してきましたが、この度、省庁直轄の法人は全て廃止となりました。そこで、新たに一般社団法人 日本シニア起業家支援機構(J-SCORE)を9月28日に設立し、その中の1つの活動として実施することになりました。そこで、J-SCOREについて紹介します。
松井武久
J-SCORE 代表理事 (技術経営研究センター 所長)